ヘアードネーションとは

もしあなたが髪を長くのばしていて、ある日その髪の毛をバッサリと切る日が来たら、切ったその髪の毛はどうしますか?捨ててしまいますか?

もしかしたら、「ヘアドネーション」に寄付することを検討しているかもしれませんよね。

自分が伸ばした髪の毛で、社会貢献活動ができるというヘアドネーションについて、ご存じでない方やもっと詳しく知りたいという方のために、詳しくご紹介していきましょう。

目次

ヘアドネーションとは

「ヘア」はもちろん「髪の毛」、そして「ドネーション」は「寄付」を意味しており、つまり髪の毛を寄付することをヘアドネーションといいます。

寄付された髪の毛で医療用ウィッグを作り、小児がんや先天性の脱毛、不慮の事故などで頭髪を失った子供たちに無償で提供するという活動です。

もともとはアメリカの団体が行っていた活動で、日本でも複数の団体が活動を行っていますが、この医療用ウィッグを利用できるのは、18歳以下の子供と決められています。

ヘアドネーションは意味がない?噂の真相

巷では、ヘアドネーションを行うことに意味がない、そんな噂もあるようです。頭髪を失った子供たちのためにと、せっせと髪の毛を伸ばしてきた人なら、そんな噂を耳にしたらがっかりしてしまうのではないでしょうか。

本当にヘアドネーションには意味がないのでしょうか?調べてみました!

髪の長さが規定より足らない

寄付された髪の毛が、どのような状態でもウィッグとして利用できるというわけではありません。まず大切なのは髪の毛が一定の長さ以上であること、これは寄付を受け付ける団体によっても長さが異なるのですが、条件として定めた長さよりも短ければムダになることもあります。

ですから、髪の毛を寄付しようとする際は、その団体で受け付けてくれる髪の毛の長さの条件をしっかりと確認し、条件に満たない場合は送るのを見送るべきでしょう。

取り扱い店でないと寄付できない

髪の毛をヘアドネーションしたい場合、美容室でカットしてもらいそのまま髪の毛を美容室・サロンから送付してもらうことができれば、自分の手間を省くことができますよね。

しかし、すべての美容室がヘアドネーションに賛同しているわけではないし、賛同している美容室であっても、送付は寄付する本人が手続きをしなければならないケースもあります。

行きつけの美容室がヘアドネーションに賛同しているお店で、送付も行ってくれるのなら問題ありませんが、賛同美容室でない場合は対応してくれるかどうか確認する必要があります。

また、賛同美容室を探して髪の毛をカットしてもらう場合も、お店で送付してくれるのか、寄付する自分が手続きを行わなければならないのか、カットする前に確認しておきましょう。

ヘアドネーションは意味がないという真相は、条件を満たしていない場合にはあり得るということ、活動自体に全く意味がないというわけではありませんでした!

自分でヘアードネーション(寄付)をするには

美容院や理容室、サロンなど、ヘアドネーションに賛同し送付も行ってくれるお店なら、分からないことでも教えてくれるので、問題なく寄付することができるでしょう。

もし自分で寄付をしたいと考えているのなら、条件を確認し次の方法で寄付してみてください。

長さの条件


ヘアドネーションのために必要な髪の毛の長さは、31㎝以上です。31㎝=12インチですが、この12インチというのは、頭をすべて覆う全頭用の医療用ウィッグに用いる毛髪の、世界的な基準の長さです。

ウィッグをつくる場合、髪の毛をそのまま生地に植毛するのではなく半分に折ってから植えるため、31㎝の髪の毛なら約15㎝の長さになります。

植毛した状態で15㎝以下になってしまうとヘアスタイルの維持が難しく、31㎝よりも短い髪の毛では頭をすべて覆うフルウィッグをつくることができません。

また、31㎝の長さがあったとしても、多くが男の子用のウィッグになり、女の子用を作るならさらに長い髪の毛が必要になります。

ですから、31㎝以上でそれよりも長ければさらに良いということですが、団体によっては15㎝から寄付を受け付けているので、寄付する前に確認してみてください。

送り先

ヘアドネーションの送り先と、送り方や寄付できる髪の毛の条件などについて紹介します。

Japan Hair Donation & Charity

髪の毛の長さが31㎝以上あることが条件で、カラーやパーマ、ブリーチヘアでもOKです。

髪の毛を寄付する人の年齢や国籍、性別、髪色や髪質も問わず、くせ毛や白髪(グレイヘア)でも可能です。

ただし、軽く引っ張っただけで切れてしまうような、極端なダメージヘアはウィッグにすることができません。くせ毛の場合はそのまま長さを測るのではなく、軽くのばした状態で測ります。

また、カットの前に髪の毛を濡らしてしまうと、雑菌が繁殖したりカビが生えてしまう恐れがありますから、カット前のシャンプーは絶対にしないでください。

NPO法人HERO

髪の毛の長さが31㎝以上あることが条件で、パーマやヘアカラーした髪の毛でもOK、引っ張ってすぐに切れてしまうほどのダメージがなければ、寄付することが可能です。

長さを測る時は髪が乾燥した状態で、クセ毛の場合は伸ばして測ります。複数人の髪の毛を送る場合は、同一人物ごとに束にしてまとめて送ります。毛束は根元を輪ゴムなどでしっかりと括り、ほどけないようにします。

自分でカットした髪の毛でも寄付することはできますが、バラバラになってしまうと使用できませんから、カットする前にまず何か所かゴムで束ねてカットします。送る際は、できるだけ長さを合わせ毛束をゴムで一つにまとめます。

また、送る時は髪の毛が完全に乾いている必要があり、湿っていると移動中に線維が傷んだり、カビや細菌などが繁殖する恐れがあるので注意してください。

つな髪

こちらは長さ31㎝以上の髪の毛だけでなく、15㎝以上(15~31㎝未満)の髪の毛寄付が可能です。

年齢・性別・国籍は問わず、黒色、自然な黒色、濃いめのこげ茶色など、暗めの色ならヘアカラーした髪の毛でもOKです。ただし、一度ブリーチして染めた髪の毛は不可、原色や金髪に染めた髪の毛も受け付けできません。

白髪まじりの髪の毛の場合は、植毛する際に取り除かなければならないので、寄付する場合は白髪を取り除く必要があります。白髪染めを行った髪の毛は、ウィッグにして使用しているうちにカラーが落ちてしまうことがあるので、受付できません。

パーマや縮毛矯正した髪の毛も、クセが戻ったりウィッグにする際に手間がかかることがあるので、こちらも送らないようにしましょう。

髪のカットは、自分でするよりも美容室で行う方が間違いありません。ヘアドネーション賛同の美容室に予約し、ドネーションカットしてもらうことをおすすめします。

郵送方法

いずれの団体も、過剰包装や開封に手間のかかるような発送を避けて欲しいとのことですから、封筒やレターパック、宅急便コンパクトなどで送ります。

髪の毛は毛束ごとにゴムで留めまとめた状態で、包む際はビニール袋に入れ、ラップやティッシュなどで包むのは避けてください。

複数人で送る場合は、混じらないように個人ごとにビニール袋に入れましょう。

まとめ

ヘアドネーションは、18歳以下の頭髪を失った子供たちのために、無償で医療用ウィッグを提供するための活動です。

男女問わず髪の毛を寄付することができるのですが、その団体によって寄付できる髪の毛の条件が異なります。

自分が手続きしてヘアドネーションをする場合でも、カットはドネーションカットが可能な美容室やサロン、理容室にお願いするのが間違いありません。

各団体の条件に合わない髪の毛を送ってしまうと、使えないだけでなく面倒な手間を掛けてしまう可能性があるので、送る時にはしっかりとチェックしてくださいね。

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